コゲラ

朝の5時頃に家を出て、最寄り駅まで向かう道すがら双眼鏡をのぞいたりしております。トリノビットのポケットは小さくて持ち歩くのに便利ですね。
さて、遠くの林から聞こえるウグイスの囀りも心地よいですが、少し肌寒い朝の空気に響くカワラヒワの「キリリリリ、キリリリリリ」という声もなかなかです。そんな中、今日は少々違う声が聞こえてきます。「ギィ、キュキュキュキュキュキュ、、、ギィギィ、キュキュキュキュキュ」という感じです。声のする方に双眼鏡を向けてみると、街路樹の天辺近く、幹に縦にとまっている鳥がいます。明るくなりかけだったので小さい双眼鏡でははっきり確認できませんでしたが、コゲラのようです。羽は黒っぽい地に白の縞模様。目の辺りは褐色で目の上に白い班があります。ずっととまって鳴いていました。
山の際の住宅地ですが、いろんな鳥がいるもんです。
大学時代の下宿は窓を開ければ目の前が林で、今思えばキツツキ類のドラミングの音なども時折聞こえておりました。あの頃は鳥に興味がなかったので、音の主を確かめようとも思いませんでしたね。惜しいなあ、惜しい。