戦争の嵐
6月3回目の日記という、最低記録ペース。暇があると日記を書かずにamazonで買ったDVD「戦争の嵐」を観てました。・・・その前に「火星年代記」を観るべきだとは思うのですが、どうも第2巻を見る勇気がないんです。
さてこの「戦争の嵐 The Winds of War」のDVD。輸入版なので英語字幕。全7話15時間ほどが6枚に入っていて、4枚目には特典としてメイキングなんかが入ってます。
最後にレンタルビデオで観たのは一〇何年前でしょうか。私も歳をとって見方が変わりました。以前はパメラ・タズベリー役のヴィクトリア・テナントを「何と魅力のない女性なのだ」としか思わなかった記憶があります。今、見返すと、そうですねぇ、黒木瞳から毒気を抜いたような、あるいは水野真紀に更に儚さを加えたような、中年男の魂を揺さぶる何かがあるように感じてしまったり。
変わらないのは「アリ・マッグロー(ナタリー・ジャストロウ役)の大胆なお顔には馴染めない」という点。メイキングを観ていると、プロデューサーのダン・カーティスが求めた、意志と自主性を持った「All American Woman」というのにピッタリだったというのは解るのですが、そういうのに拘らなければ、私は「戦争と追憶」「戦争の黙示録」のジェーン・シーモアの方が・・・
気づいた点をメモ。
- ダン・カーティスはメイキングのインタビューの中で、最も感動的なシーンは、ルーズベルトとチャーチルのニューファンドランド沖での会談の箇所で、ルーズベルトがプリンス・オブ・ウェールズ艦上での礼拝に赴く際に自分の脚で歩いてタラップを渡るシーンだと語っている。でも背景の陸地で自動車がビュンビュン走っているのが映ってしまっていて、少々興ざめ。
- 「追憶」「黙示録」でフランツ・ハルダーを演じるバリー・モースが、「嵐」ではゲーリングに近い銀行家シュトーラーの役で出ている。
- ブラウヒッチュ元帥役のヴォルフガング・プライスと、ルーズヴェルト役のラルフ・べラミーは、イメージにピッタリ。ヨードルは禿げてないので減点。エーリヒ・レーダーはどちらかというとカイテル顔。
- ジェレミー・ケンプのフォン・ルーン将軍は古強者らしくブルー・マックスをさげてる。階級("Brigadier General")は依然としてよくわからない。先の大戦の時期には陸軍には「准将」はなかったはずだが。肩章にはポッチが1つ載っているように見えるが・・・
- あれ?ソヴィエト侵攻のところでサム・ペキンパーの映像が・・・
「戦争の嵐」等に関する以前の記事:
id:makinohashira:20041020
id:makinohashira:20041031
・・・随分と前だな。
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- 発売日: 2004/05/25
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