Penitenziagite!

薔薇の名前 特別版 [DVD]
昨日の薔薇は今日は名のみ
虚しきその名を我等は手にする*1


先日読んだ週アスだったか(?もしかしたら違うかもしれない)、「薔薇の名前」でサルヴァトーレの役をやっていたロン・パールマン(Ron Perlman)の記事がちょこっとあったような気がします。何となく久々に観たくなりまして、いっそのことDVDでも買おうかと。今日は雨なのでまた今度。そう言えばこの原作の翻訳って東京創元社さんだけど、ハードカバーのままで文庫にしてくれないのね。ケチ。
さて、ロン・パールマンといえば、あの狙撃手の話の方の「スターリングラード」にも出てるんですね*2。でもね、「スターリングラード」と言ったらそのパールマンジュード・ロウが出てた方じゃなくて、1993年にドイツで制作された方が心に残ります。悲惨です。冒頭のイタリアかどっかの海辺と、雪のスターリングラードの落差。懲罰部隊。後方行きの最後の飛行機。自殺。雪原でのラストシーン。こちらもまたもう少し元気な時に観てみたいです*3。近所のTSUTAYAさんにビデオが置いてありましたし。DVDは少なくとも国内では出てないみたいですね。残念です。

*1:Stat rosa pristina nomine, nomina nuda tenemus. 東京創元社の河島訳だと「過ギニシ薔薇ハタダ名前ノミ、虚シキソノ名ガ今ニ残レリ」でしたか。確か出典がありましたよね。12世紀頃の何とかのベルナール?・・・昔解説本で読んだような気がするんですが、調べないとだめですね。この引用と「薔薇の名前」という題名の意味が私には未だに(解説本読んでも)よく解りません。20041013追記:クリュニー修道会のモーレーのバーナード、でした。

*2:この監督も「薔薇の名前」と同じジャン=ジャック・アノーなんですね。

*3:今のように弱ってる時には絶対に観てはいけない映画でしょう。スターリングラードといえば、今年か去年か、NHKの海外ドキュメンタリーか何かでこのテーマの番組があったらしいですね。見逃してしまいました。