中つ国から

最近はパイプを手に取る頻度がとみに低くなっているので、開封してあるパイプたばこが減りません。缶入りのものは、プラスチック製の密封トレイに缶ごと突っ込んでEverWetを入れてあります。バルクのものはビニール袋のままやはりプラ製の密封トレイでEverWetです。梅雨、酷暑そして秋雨の季節を今のところは無事に乗り切っています。熟成?はしてないみたいですけど。
今日は久々にJan Zeman氏のAristocratで、Cellini Classico Riservaをたっぷりと。これはパウチから出してガラスの密封容器に入れているのですが、少々風味が変わって僅かに甘さが後退しているようです。よろしくない変化ですね。
さてこのZemanさん、ニュージーランドのネルソン在住の作家さんですが、元々チェコスロバキア(当時)の方なんですね。1968年の動乱の際に国を離れ、まずオーストラリアに6年住んでからニュージーランドに移られたそうです*1。私の持っているZemanさんのパイプは4本で、内1本は未使用、3本を常用してますが、大きさも程よく、口にも手にも馴染んで、たばこの美味さも引き出してくれるので、言うことなしです。


注釈

*1:Pfeifenboxのインタビュー記事を参照。ロード・オブ・ザ・リングをモチーフにした「Lord of the Pipes」シリーズと、廉価な「Latitude 41」シリーズに関して語られています。