スタパ流に気絶

最弱に弱まった身体を引きずって街に仕事に出かけると、一軒のカメラ屋さんがありました。何気なくショーケースを覗くと、ライカのポケット双眼鏡の中古があります。手にとって確かめて・・・スタパ斎藤氏のようにここで気絶。気が付いた時にはカメラ屋のビニール袋を提げて街を歩いていました。中には箱に入ったライカの双眼鏡が。少々後悔。
まあ実際には気絶などしておらず、双眼鏡を手に吟味に吟味を重ね、やりくり算段を考えながら10分ほど悩んだ挙句に「こ、こ・・・これください」とお店の人に告げたのでした。モノはトリノビット(Leica TRINOVID)BCA 10x25で、状態は非常に綺麗、2万円台の値段がついていました。新品で6万円前後ですからこの値段は魅力的です*1。しかもライカは販売体制に変更があった*2ようなので、値段の変動(高い方へ)も心配しなくてはなりません。しかし依然としてお財布には厳しい。他に気になる点は:

  • 小さい双眼鏡は手ぶれの心配が大きいので、できれば10倍じゃなくて8倍がいいなと。
  • 外装が緑なんですが、できれば黒がいいなと。
  • 最近はコーデュラ製のケースが標準で付いてますが、これには付いてません。
  • 防水なのか撥水なのか定かでない。*3

ですが、箱と保証書(販売店印入り・保証期間も25年以上残ってます)*4が付いてます。品物はほとんど使っていないようで本当に綺麗です。のぞいて見ても、向かいのオープンカフェのバイトのおねいさんの顔が美しく見えます(←何を見てるんだか)。ぶれも気にならない程度です。
買ったら使うのか?今のペンタックスDCF WF 8x42との使い分けはうまくできる?買うにしてももっと安いやつでいいんじゃないのか?あるいは8x32くらいの方が実用的じゃないの?うむむむむ・・・・・・でも小さいのがあると便利だよな、仕事用の鞄にペンタックス入れておくのは無理があるし、安いのは像が黄色っぽかったりして駄目なんだよ、ぶつぶつぶつぶつ・・・・・・*5
とまあこんな感じで悩みに悩んだわけです。で、買っちゃいました。運命です。運命だと思って諦めましょう。買っちゃったものは仕方ないので、使い倒すのみです。明日から当分昼ご飯は抜き、お酒も断ちます(涙)。緊縮財政じゃ〜っ!
ということで「フラッシュ」の表紙が仲根かすみ嬢のように見えたけど、手にとることなく帰宅。欲しがりません、負け(?)を取り返すまでは。


20050402追記:ん?そういえば、双眼鏡の中古は「双眼狂」とかいう変な人たちが分解して弄っている可能性があって怖いから買わない、って何処かに書いた*6ような・・・ついつい安さに目が眩んでしまいました。いかんなぁ。中古は危険だという認識に変わりはありません。


注釈

*1:より新しいウルトラビットシリーズが出てますが、トリノビットも併売されるんですよね。

*2:これまでの代理店である日本シイベルヘグナー(株)との契約は終了して、新しく設立されたライカカメラジャパン(株)がライカ製品の輸入販売を行うようです。http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2005/01/24/813.html

*3:トリノビットの32mm以上のもの(BN)は日本語版のカタログ上、窒素ガス封入の防水と明記してあるんですが、20mmと25mmにはそうした記載がありません。英語版のカタログもPDFで見ることができますが、トリノビットシリーズ共通の性能の欄に「Functions Perfectly under all environmental conditions from -25℃ to +55℃, waterproof to 5m, nitrogenfilled (BN models), impact resistant」という記載がしてあります。少なくとも窒素封入はないようです。ウルトラビットの20mm・25mmは5m防水を謳っていますが、違いはあるのでしょうか?

*4:輸入代理店が変わっても正規の保証書が無効になるなんてご無体なことはないでしょう。

*5:既にid:makinohashira:20050215及びid:makinohashira:20050225の時点から物欲の虫が蠢いていたのです。駄目な私。

*6:id:makinohashira:20050211#p1