ネロ・ウルフ

疲れた〜、荷物重い〜、などと言いながら仕事帰りに本屋さんに寄る私。旅先の丸善(なんじゃそれ)で見かけた本が気になって確かめに行ったのでした。本の題は「ダ・ヴィンチ・レガシー」・・・なんでも「ダ・ヴィンチ・コード」を凌ぐって帯には書いてあったんですが。で、行った本屋さんに置いてあるにはあったものの、確かめずに帰ってきました。何故って別の本を買っちゃったから。
買ったのはレックス・スタウト(矢沢聖子訳)「編集者を殺せ」(ハヤカワポケットミステリ2005年)*1です。それこそ旅先の丸善レックス・スタウトのペーパーバックが3冊*2平積みになってたんで不思議に思ってたんですが、合点がゆきました。ポケミスで翻訳が出たとこだったんですね。出たとこって言っても奥付は2005年2月なんですけどね。
 

編集者を殺せ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

編集者を殺せ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

早速読み始めましたが、スタウトのネロ・ウルフものは明快でテンポも良くて読みやすくて、それでいて満足感が大きいのでいいですね。こないだの「ポンペイの四日間」は満足感という程じゃなかったので・・・。そういえば去年は同じポケミスの「殺人犯はわが子なり」と、以前出ていた買い損ねていた光文社文庫の「シーザーの埋葬」「ネロ・ウルフ対FBI」と、スタウトの当たり年だったわけですが、今年も色々出るといいな。
そうそう、ジョン・ディクスン・カーの「死が二人を分かつまで」が文庫で出てました。これは既にハードカバーで持ってるので買いませんでしたが。カー(というかカーター・ディクスン名義の分ですが)も未訳で残ってる分、出ないかなあ。

*1:原題は「Murder by the Book」(1951)

*2:「毒蛇」「料理長が多すぎる」そしてこの「Murder by the Book」でした。