クライバーのベートーベン

 ベートーヴェン:交響曲第7番
 カルロス・クライバーベートーヴェン交響曲第7番といえば、DGレーベルから出ているウィーン・フィルとの録音が巷では高評価を得ています。が、私、これ持ってないんですよね。で、というのも変ですが、Orfeoレーベルから1982年のバイエルン州立オーケストラとのライブが出たので買ってみました。何とまあSACDハイブリッド。・・・でもSACDプレーヤーを持ってない私には関係ないか。こういうのを買う前にちゃんとDGの正規録音を買っておくべきですよね。それをこういう際物、とは言いませんが、変則的なCDに走ってしまうのがギークの悲しい習性、といったところでしょうか。


 ま、何はさておき聴いてみます。
 こりゃ凄いですね。一時たりとも停滞しない、躍動的な音楽。何というか、人間の胸を開いて動いている心臓を見せられているような生々しさ。いや、実際にはそんなの見たことないですけど。生々しくかつ荒々しい。特にティンパニが跳ね踊りまくる。でもバランスを失わない。これがクライバーなんですね。私には一寸過激に過ぎるような気はしますが。衝撃的、でした。