遍歴6

 田舎の本屋さんの隅っこに万年筆「赤と黒」付きのラピタ・・・次に行ってあったら買ってみようか。


 さて、プチマイブーム(?)中に入手した万年筆で、書き心地・持ち心地ともに抜群なのが、セーラーの黒檀軸の万年筆です。この万年筆、よくわかりません。今売っている所謂「銘木シリーズ」とは特に首軸からペン先にかけてが全く違います。値段も違います。特別な能書きは付いてなかったと思うし。どんな万年筆なんだろう?謎だ・・・
 金属が多用してあって少々重いのですが、軸の太さが私の手にピッタリフィット。インクのフローも気持ちよく、スルツカヤのようにスイスイと紙の上を滑っていきます。ペン先はMなので手帳用には太すぎますが、手紙や原稿書きには一番出番の多い万年筆になっています。最近では語学学習雑記用(笑)にも。
 外観が一寸不恰好だし、鍍金の色が何となく安っぽい感じなのがアレですが、それも私には合っている気がして、これは絶対に手放せないペンですね。スティピュラのNovecentのようなデザインで、セーラーのこのペンのような書き心地のペン、そんなのが理想なのですが。


 やはりねぇ、何だカンだ言っても最後は国産なのかもしれません。実用性の高さには目を見張るものがあります。