日本沈没とか大河ドラマとか

 伊集院光の「深夜の馬鹿力」を録音したのを聴きながら家で仕事中(涙)
 今週のテーマは「日本沈没」ですか。そうか、新しいのは柴咲コウの顔が恐いんだね。そうか、田所博士が豊川悦司じゃあそりゃ微妙だよね。って、それはどうでもよくて、古い映画版とテレビ版の話が懐かしいです。うわ、五木ひろしの歌がかかったよ。テレビ版は断片的にしか記憶に残ってないんですよ。小松左京の原作の印象と、映画版の印象は強いんですけど。そうそう、今まで島国に閉じこもっていた日本人が国土を失ったらどう生きていくのか、日本人とはどのような存在なのか、という問いかけなんですよね。


 時間があったら古いやつのDVD借りてきて見直してみようかな。


 映像の力ってのは凄いですね。昔観たのが刷り込まれちゃってて、新しいのが物足りないというのが結構あります。新しいのもそれなりにイイはずなんですけど。例えば久しぶりに続けて見てる大河ドラマ功名が辻」、先々週あたりの本能寺はまあまあでしたが、私の中では信長は役所広司濃姫藤真利子という「徳川家康」の組合せがベストです*1。信長は高橋幸治の方がいいかな。舘ひろし和久井映見もなかなかだったんですが。明智光秀は同じ「徳川家康」の寺田農ではなく「黄金の日々」の内藤武敏*2のイメージでしたが、今回の坂東三津五郎もなかなか。秀吉はまあ一定の系統の人なら誰がやってもいいかな。家康は「黄金の日々」の児玉清さんでは余りに誠実そうでしょうか。ちなみに山内一豊はTBS「関ヶ原」の千秋実さんが・・・
 なんて考えていくと、昭和50年代の特に「風と雲と虹と」「花神」「黄金の日々」「草燃える」少しとんで「徳川家康」あたりが私のスタンダードになっちゃってるんですね*3。古っ!


 原作によって性格付けが違うから、俳優さんの違いも本当はもっと楽しまなくちゃいけないんでしょうけど。濃姫なんて、美濃から迎えたという以外は、どんな人でいつ何処で死んだのかも記録に残ってないという謎の人物だから、原作と脚本の思うままに人物造形ができるんですよね。大河ドラマ功名が辻」では濃姫の迷いが明智光秀の「決断」の遠因の一つになっているような描き方でした。濃姫の方は一豊夫婦の様子を垣間見ることで勝手に迷いを吹っ切ってしまい(信長に最後までついていこう!ってなるのよね)、結局は光秀の立場が悪くなっただけじゃん、という何ともカワイソウな展開。大人しそうな顔して悪い女だよ、和久井映見は!・・・あれ?結構楽しんでますか、わたしって?

*1:濃姫が本能寺で信長に殉ずるというのは今回のドラマ「功名が辻」と一緒です。藤真利子濃姫は「静かな」濃姫でしたが。

*2:内藤武敏さんは「徳川家康」では確か本多正信役でしたね。本多正信はTBSの「関ヶ原」の三国連太郎で。

*3:大河ドラマは記憶にある限りでは「風と雲と虹と」からはじまって「山河燃ゆ」あたりまではずっと見てましたね。「山河燃ゆ」では鶴田浩二さんが演じた東郷茂徳に興味をもって、色々調べたりしましたっけ。