遍歴10 ナガサワ文具センターさんのこと後編

 
 神戸はナガサワ文具センターさんのオリジナルブランド「Pen Style」の2006年版万年筆「MINE WHITE マイン・ホワイト」。セーラーのペン先に風見鶏の刻印。本体はPelikan 1931や1935よりひとまわり大きめですが、ペリカンのスーヴェレーン300シリーズ用のペンケースにも収まらないことはありません(3本挿しに2本ですが)。Pelikan 1935と一緒に持ち歩くのに良さそうだったので購入しました。基本的には満足してます、基本的には。程よい太さで持ちやすいです。ペン先Fで、ウォーターマンのEFと同じくらい細く滑らかに書けます。この辺は非常によろしい。見目も麗しい。ピンクゴールドメッキというところで引っかかって予約時に一瞬躊躇したのですが、派手さは無くむしろ落ち着いた感じで非常によろしい。白い樹脂は、使っていくと細かい傷がついてそこに汚れが入り込んで、というのはある程度予想できますが。


 さて、基本的に満足なんで細かいところで文句言うのもアレなんですが・・・キャップのネジのアソビが大きいせいか、キャップ内に首軸を支えるインナーキャップがないせいか、キャップが僅かにがたつきます。がたつかないようにキツめにしめると、キャップが微妙に傾いてしまいます。ありゃりゃ。
 2万円で、そこそこ凝ってて、白いレザーのペンケース付き(使ってないけど)となると、本体はこんなところで満足せにゃならんということでしょうか。やれやれ。


 あとさあ、だーいぶ前もって予約したにもかかわらず、入荷予定日を過ぎてもなーんの連絡も寄越さない楽天担当さんってのはどういう人なんでしょうかね。店頭にはそんな店員さんはいないんですけどねぇ。


 ということで、ナガサワさんはやはり店頭で商品をじっくり見て買うところですね。オリジナルの限定商品なんかはそんなこと言ってる間に無くなっちゃうでしょうけど。でも、最近思うんです。そもそも「限定」につられて慌てて手に入れるってのもどうなんだろう、と。道具ってのは実際手にとってみて気に入ったら買うのが基本かな。そういう買い方ができないなら、縁がないと思って諦めよう。・・・歳をとったかな(笑)