ミムラ

 暇があれば(というのは言い過ぎか)子供と「ムーミン」を観ている今日このごろ。あ、合間に「未来少年コナン」も観ました*1。無料配信のやつばっかりです。しかも子供より自分の趣味に走っている気が*2・・・まあそれはいいでしょう。
 「ムーミン」の中での(わたくし的)一押しキャラはやはりチビのミィなんですが、最近の注目株はミィの姉ミムラムーミンママ。


 ミムラは登場人物(人物じゃないよな)の中で一番常識的かな*3・・・と思っていたのですが・・・

  • 署長さんと付き合っているけど、実は制服姿の署長さんが好きなので、署長さんが警察をクビになったら別れるかも(署長さん談)。制服フェチじゃん(笑)
  • 50カラットのダイヤの指輪(実は贋物)を手に入れて大はしゃぎ。フィヨンカ夫人に焚きつけられて「公爵夫人」並の暮らしを目指す。ひどい見栄っ張りじゃん(笑) 制服フェチとは整合してますな。
  • 怒った顔は妹のミィの意地悪顔にソックリ。こりゃ当然か・・・。


 ムーミンママは何があっても鷹揚に構える癒し系キャラ。でも、「ママの作る料理はマンネリ化してる」と貶されて、ママ達に受け継がれてきた手帳に導かれて旅に出る行動派。リュック背負って右手に毛布抱えて左手にハンドバッグ提げてノソノソと出かける姿はなかなかシュールです。ムーミン族の成人女性はハンドバッグを提げてることになってるんですよね*4。んで、葦を刈って船を作ってレツゴー!ですから、脱帽です。


 やっぱり楽しんでるのは子供じゃなくて私ですよね、これ。

*1:モンスリーの「馬鹿ねぇっ!」に萌え、レプカの「うろたえるな!」に自分が一番うろたえてんじゃんと突っ込みながら。実写版を作るならモンスリー鈴木京香(雰囲気違うけどイイんです!)、レプカロバート・ボーンでお願いします(趣味が偏りすぎだって)。ちなみに「モンスリー」って苗字じゃなくて名前なんですね。モンスリーの幼少時回想シーンで母親が「モンスリーちゃん!」と呼びかけてますから。なんてことはどーでもいーですな。「未来少年コナン」については別に書く機会があるでしょう。

*2:私の子供の歳だと変な「ラスカル」あたりがピッタリなのでしょう。が、あれを一緒に観るのは勘弁してほしい。

*3:常識的というのとは違いますね。このアニメでは男性的なものと女性的なものとがやはり区別されていて、女性的なるものは女性キャラの間で分担されているわけです。そのどの部分を強調するかでミィ(子供)、フローレン・・・原作流に「スノークのお嬢さん」と呼びたいところですが・・・(女性/行動的/気まぐれ)、ミムラ(女性/家庭的/落ち着き)、フィヨンカ夫人(母性/統率/ヒステリー気質)、ムーミンママ(母性/包容/安定)が分かれるという感じでしょうか。ミムラムーミンママに近い像ですが、若年ゆえに思考が表層的なところがある感じです。

*4:成人男性であるムーミンパパが帽子をかぶることになってるのと同じように。