舞踏

 元気の基は音楽!
 今日も「のだめカンタービレ」を観て(結構気に入っているってことか?)、さてベートーヴェンを聴こう、と。今日の気分からするとカルロス・クライバーid:makinohashira:20060120#p2)は過激すぎるし、いつも聴いてるカール・ベームベルリン・フィルとのモノラル録音は硬すぎる。ということで・・・
 

Great Conductors of the 20th Century: Carlo Maria Giulini

Great Conductors of the 20th Century: Carlo Maria Giulini

 「20世紀の大指揮者」シリーズからカルロ・マリア・ジュリーニ編。2枚組の1枚目に、ロッシーニドビュッシーなどと並んで、シカゴ交響楽団とのベートーヴェン交響曲第7番が入っています。1971年の録音。少しフォン・カラヤンっぽい不思議な柔らかさがあります。オケがシカゴなのに、金管がパッパラパッパラうるさい演奏にはなっていません。適度に艶のある弦と木管に勇壮な金管と少し硬めのティンパニが乗っかって、バランスの良い、全体としてはどちらかというと朴訥さすら感じさせる演奏ではないでしょうか。これは品があってイイですね。晩年にスカラ座のオーケストラと再録音してますが、それも聴いてみたいなぁ。1950年代・60年代のフィルハーモニア時代や1980年代のロス・フィル時代の録音がなさそうなのが残念。この曲、ジュリーニには合ってたんじゃないかなぁ。
 ベートーヴェン:交響曲第第5番・第7番←これはベームベルリン・フィルの第5番・第7番


 この「20世紀の大指揮者」シリーズのジュリーニ編、2枚目にはシューマン交響曲第3番「ライン」のマーラー編曲(オーケストレーション)版なんていうのも入っていて、これはロス・フィルの演奏と聴きくらべる楽しみがあります。