桜に関する備忘録

 ukyarapiさんの真似をして備忘録的なカテゴリーを「メモ」にしてみた。


 「桜」「櫻」といえば・・・例えば「梅」という漢字よりサクラっぽい形だわね。形声文字としては「嬰」が音*1。『漢字源』によれば、会意文字とすれば「嬰」の部分が女性が首に巻く貝の首飾りだそうで、花が木をとり巻くようにつくから「櫻」だそうな。
 中国古典で「櫻」というとシナミザクラで、紅く丸い花をつける種類のようだ*2。 
 日本語の音として「さくら」となるのは、一つには「咲く」に複数の「等=ら」がくっついたという説明があるらしい*3


 英語では"cherry"で、ドイツ語では"Kirsche"("Kirsche"とだけ書くとサクランボの意味が強く、桜の花は"Kirschbluete"、桜の木は"Kirschbaum")。俗ラテン語で"cerasus"、おおもとはギリシャ語の"kerasos"らしい。*4

*1:三省堂『漢辞海』(第2版)。

*2:同じく『漢辞海』

*3:未確認

*4:以上は小学館『独和大辞典』、Chambers=Murray, Latin English Dictionaryなどから。