はてな本
はてなダイアリーのトップページにはてなに関する本が並んでいる。本屋に寄ったら目に付いたので、立ち読みしてみた。買いませんでした、すいません。
はてな初心者の私から見た感想を。
- 「はてなダイアリーガイドブック」水野貴明・MYCOM（2004年5月）
題名のとおり、はてなダイアリーに的を絞った解説書。細かい使い方に関する情報量は一番多い感じ。モジュールやヘッダ・フッダの使いこなしについては時間をかけて立ち読みしてしまった（笑）。レイアウトは見やすくはないが、各ページの端に注があるのが便利だし、インデックスが適切なので知りたい情報を見つけ易い。HTMLについての知識が乏しい私のような人間には非常に役に立つ、痒いところに手が届く類の情報が載っている。はてなの全体像や考え方に関する記述は少ない。
ダイアリーの使い方を中心に、アンテナについても扱っている。はてな全体に関する説明が充実している。やや散漫か。使い方の解説は基本は押さえているが、もう一歩踏み込んでほしいところが・・・。代表のインタビューが各章の最後についていて、これではてなの思想について知ることができる。
３冊の中では一番新しい本。横書きの表方向から読むと、アンテナとダイアリーの使い方の解説（全体の約3分の2）。縦書きの表方向から読むと、はてなの基本思想に関する解説（全体の約3分の1）。使い方解説は「［はてな］ではじめるブログ生活」と同じ程度か。でもスタイルシートの説明には力が入っている感じで、またアペンディクスでモジュールのパラメータに関する解説などもあり、それなりに高度。テーマの（小さな）画像付き一覧もアペンディクスになっている。基本思想や全体像の方は、まとまった文章で解り易く書いてあると。代表のでっかい写真入りのインタビューもある。
それぞれ特徴がある本なので、必要なら立読みしてから買うとよいかなと思う。ただ、こんなこと書くと怒られるだろうけど、本で習うよりヘルプを見ながら試行錯誤して慣れる方が楽しい（コンピュータ関係の本って結局そうなのよね）し、あるいは他者とのコミュニケーションの中で情報を得る方がはてなのあり方にも適っているのかもしれない。
