蒼ざめた馬2

仕事が・・・・・・とか言いながら5分の1ちょっと読んでしまいました。ジョン・ディクスン・カーの「月明かりの闇」は何を問題にしたいのか訳がわからないので萎えてましたが、この「蒼ざめた馬」では何が起きているのかわからないけどイライラせずに読めてます。
ある女性が死ぬ(病死?)間際に神父に「悪事」について何事かを告解する。神父はそれをもとに九つの名前のリストを作るが、その直後に殺されてしまう。殺人者はリストを見つけることができず、リストは警察の手に渡る。このリストは何を意味するのか?そして、女性が言っていたという「馬」に関する何かとは?語り手であるマーク・イースターブルック(そして知人の女流推理作家オリヴァ夫人)はこの謎にどう絡めとられていくのか?
という感じなんですが、5分の1読むうちに、リストにある内の幾つかの名前がちらほら出てきたり、イースターブルックと謎との接点が出来かけてきたり、「蒼ざめた馬」という言葉が次第に霧の中から浮かんできたりと、何となく飽きさせない「流れ」があるように思います。「なぜエヴァンズに頼まなかったか?」*1なんかもそうですが、「何?何?なんなの?」って引き込む力が強いんですよね。マクベスの演出の話とか、バザーのサイン会の話とか、冒頭のカフェでの痴話喧嘩とか、どんな伏線になってるんでしょうか。楽しみです
何で「月明かりの闇」はダメだったんだろ?


それにしてもこの本、何を考えていつ買ったんだろう?

*1:そういえばこれ、大昔にNHKの単発の海外ドラマとして放映してませんでしたっけ?