暖かい音楽

寒くなってきたので、暖かい音楽を聴きながら寝たいな、と。でも騒々しくならないのがいいな。CD棚をごそごそ。スメタナ「我が祖国」だと熱すぎるし、チャイコフスキーもちょっと。やはりドヴォルザークか。あ、リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」なんか良いかもしれません。過度に勇ましすぎず、ゆったりと流れるようで、かつベタつかない。弦楽が優位で特にチェロの音色が部屋を暖かい空気で満たしてくれます。冒頭の主題なんか何度聴いてもイイですね。奥行きがあって、押し出しも感じられて、でも押し付けがましくなく、心に沁み込むようで。不思議な感じです。体内で何かの分泌が促されるような。う〜ん、我ながら頭の悪そうな感想ですね。
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮/ドレスデン・シュターツカペレ
 リヒャルト・シュトラウス 交響詩英雄の生涯
DENON COCO-70418(国内盤CD・1984年録音)
 

R.シュトラウス:英雄の生涯

R.シュトラウス:英雄の生涯

ブロムシュテットさんはバランスがよくて且つ熱のこもった演奏が多くて大好きな指揮者の一人です。サヴァリッシュよりブロムシュテットを!サンフランシスコ時代の録音も含めて、もっと評価されていい人なんじゃないかと。
世の中ティーレマンだメルクルだ何だ言ってる時代ですから、ブロムシュテットやらサヴァリッシュやら、あるいはサー・コリン・デイヴィス*1やら言ってるのももはや古すぎなんでしょうか。


注釈

*1:そういえば2ちゃんねるのミステリー板等を中心に「ご活躍」されている荒らしコテの書斎某は、「サー」というのが称号ではなく固有名詞だと思い込んでたらしいですわね。とんだ自称文化人ですわ。お〜ほほほほ。