秋から冬へ

スーパーイコンタ(534/16)を買ってからこのかた、コートのポケットや鞄に入れて持ち歩いていますが、1日に1枚撮るか撮らないかというペースです。12枚撮るのに2週間。フィルムが1本500円程度、現像も1本500円程度ですから、お金のかからないノンビリした趣味(?)ですね。何かを撮るためにどこかに行って三脚立てて云々という撮り方はしてないですし。といって日々ぼんやりと過ごしているので、街角の一瞬をスナップってのも得意じゃない。じゃ何を撮ってるんだ、と。・・・・・・散歩の途中、釣りしてるカップルの後姿とか(笑)、落ちきった葉に囲まれた枯れ木とか。構図は適当。出かける前にスポットメーターで何箇所かちょいちょいちょいと測って基準を決めて、あとは日の射し方に応じてプラスマイナス1段動かしたりと、リバーサルフィルム使う割には露出も適当。折角中判なんだからと意地張ってISO100のフィルム使ってるんで、晴れた日でもシャッタースピード125で絞り11くらいですか。撮り方が適当なんで被写界深度は稼ぎたいから絞りを開けずにシャッタースピードを調整していくと、曇りや雨の日は途端に苦しくなります。前に書いたとおりレンズシャッターなんで1/30なんかでも慎重にやればブレは気になりませんが。
春とか秋ってのは色彩にメリハリがあって何を撮るってのを設定しやすいような気がしますが、冬枯れの景色ってのは気分として「感じる」のが主で「写す」という行為に馴染み難いような。いや、絵心がないことの言い訳に過ぎないのですが。
それにしても6×4.5のセミ判か6×9のでかいのも欲しくなってしまいますね。特に6×9のC型(531/2)でドーンと撮ってみたいです。120フィルムで8枚しか撮れないですが、上記のような使い方だと何ら問題ないですもんね。ただ、「何を撮るの?」って訊かれると笑って誤魔化すしかないです。