人にはどれほどの

「人にはどれほどの土地が必要か」ってのはトルストイの短編ですが*1、人にはどれほどのパイプが必要なんでしょうか。週に2〜3日程度で一日あたり多くても3ボールといったペースなので、7〜8本あれば全てのパイプを一週間休ませることができま*2。さて、手持ちのパイプは・・・・・・明らかに使う以上のパイプを買い溜めてしまった感があるので、しばらく新しいパイプの購入はしないと誓いましょう。
でもなあ、パイプなんてそうそう壊れるもんじゃないし、「しばらく」どころかこの先5年くらいはこのままでもいいって感じかも。
そんなことを考えながら、かつキーボードをペコパコしながら、Jan ZemanのAristocratでCellini Classico Riservaを。このたばこ、以前も書いたように、こってり感はないですが適度な甘みと柑橘系がかったドライフルーツのような香りがあって、非常に喫いやすいです。たばこを喫うとパイプの火皿の内側にカーボンが付着するのですが*3、このたばこはそれが少ないようです。まあそもそも私の喫煙ペースだとあるパイプに有益とされる程度のカーボン層が形成されるのには2〜3年かかりそうなので、あまり気にせずに喫ってます*4。Jan ZemanのAristocratは火皿など深くて大きめですが、全体としてすっきりしていて握りやすくくわえやすい、私にとってはベストなパイプです。
続けて珍しくもう一ボール。Morettiにチョコフレーク(Gawith, Hoggarth & Co.のBob's Chocolate Flake)を詰めて、クリスマス気分を味わってみました。もう12月27日なんですよね。やり残した仕事がまだまだあるっていうのに。一寸焦りますが、たばこを味わってリラックス。

*1:結局のところ墓穴の大きさの土地があればいいってオチでしたよね。で、欲かくと良くないよと。

*2:パイプは1ボール喫う毎に最低1日程度乾燥させる方がよいとされています。確かに間をあけずに使うとジュースが出やすいようです。

*3:カーボン、溜まっていって層をなすと、たばこの雑味や余計な水分を取り去ってくれると言われているので、パイプスモーカーには有難がられます。

*4:上の休ませる話にしても、このカーボンの話にしても、「パイプのメカニズム」に関しては様々な説明がなされています。一見科学的な装いの説明もありますが、どれも仮説レベルであって、厳密な検証によって裏付けられているものではないようです。なので私は深く考えずに俗説に従うことにしています。