鳥の歌

始発に乗って早めに職場の近くまで行き、鳥見をしてから出勤しました。昼間の暖かさを考えて薄着で家を出たので、寒かった〜。無理な早起きとあいまってだいぶ体力を消耗してしまいました。
カモの類は数は減りましたが、カルガモコガモハシビロガモがいました。早朝の方が警戒心が薄いようで、近くまで行ってもあまり逃げません。まだ寝ているのもいますし。他にもいつものバン、カイツブリ、カワウ、コサギアオサギダイサギといった面々。それから職場の近くでは初めてカンムリカイツブリを見ました。しかも近くで見ることができました。細めの体型に特徴のある頭、赤っぽい目、肌色の嘴といった特徴をじっくり観察。カイツブリと比較するとこちらの方が目つきがノンビリしています。
カワセミはポイントが二箇所あって、一箇所は3月23日の日記で説明したような感じなのですが、今朝は別の一箇所で見ることができました。水辺の木にとまって辺りをうかがっていました。
他にも、石垣と草地で尾を振りながら歩くキセキレイ。枯れたヨシの茎を剥ぐシジュウカラ
さて、対岸の林の方からも様々な声が聞こえてきたので、双眼鏡を向けてみます。声はすれども姿は見えず・・・なかなか見つかりません。いました。比較的見通しのよい木に的を絞って20分ほど見ていると、ウグイス、カワラヒワ(短い嘴と羽の黄色い斑)、マヒワカワラヒワに似て胴も黄色い)、モズ、ジョウビタキ、といった鳥が来ては去り来ては去り。鳴き声を聞き分けられたらもっと楽しいのですが。別のひときわ騒がしい一角では、椿でしょうか、赤い花の咲いた木にヒヨドリが集まって蜜を吸っている様子です。
今日は荷物も多かったので、先日*1入手した双眼鏡、ライカトリノビットの小さいやつ(Leica TRINOVID BCA 10x25)を初めて使ってみました。う〜ん、難しいですね。今日は天気がよかったので、暗さは全く気になりませんでした。被写界深度というかピントの奥行きが浅いのでしょう、ピント*2が合っている範囲はくっきりと浮かび上がるように見えますが、外れている部分のボケ具合は激しいですね。確かに観たい対象は引き立つとは言えます。それから、視野の周辺までくっきりというわけにはいきません。また、倍率が大きい分視野は狭い(1000mの距離で95m)*3ので、肉眼で位置を確認してから双眼鏡を向けると・・・あれ?いない・・・といったことが多くありました。動き回る鳥を追うのもシンドイ。これはもっと使って慣れる必要があります。倍率という点では、やはり遠くの鳥をジックリ見ようとするとブレが気になります。身体を安定させて脇を締めてしっかり構える必要があります。本質的ではない部分ですが、ストラップの取り付け部分が心もとないですね。
ということで、扱いやすさはDCF WP 8x42やタンクローの方が上です。でも軽さとコンパクトさだけでも十分に価値がありますし、見え方にも捨て難いものがあります(と買ったことを正当化する自分)。ただ、操作性とコンパクトさの両方を求めるなら、倍以上の重さにはなりますが8x32くらいの方が圧倒的に使いやすいでしょう(悔しいけど本音)。私としては、先に760gの8x42を買っていましたので、携帯用に550〜600gの8x32を買うよりも250gの8x20か10x25という選択肢の方が合理的だったのだと考えています(やはり正当化してみる)。

*1:id:makinohashira:20050329参照。

*2:そういえばピントノブの回転方向がペンタックスと逆のような気が・・・何だか違和感があります。帰って二つ並べて試してみると、やはり逆です。

*3:10x25では標準的ですね。8x20の方だと同じく115mくらい。DCF WP 8x42も115mで、こちらはこのクラスにしては狭い方。