E3c

ということでワタクシ的には大絶賛のSHURE E3c。正直カナル型には抵抗もありました。しかし買ってよかったなと。
まず装着感がネックかと思ったんですが、何ら問題なし。私の耳は少なくともE3cの構造には合っていたということでしょう。
次に音質。オーケストラや合唱を聴くことが多いので、所謂ドンシャリで内声部がスカスカじゃあ困ります。解像感はあった方が良いですね。低音は締まりがあるのが一番でボリューム感にはコダワリはありません。でこのE3cはこうした私の好みにもピッタリでした。さすがに抜けの良さはPX200よりも劣る感じですが。
最後に遮音性が高すぎるかなと心配だったんですが、私の場合E3cを標準の灰色のイヤーパッド(大きさはM?)で使う限りは、電車の車内アナウンスがどうにか聞き取れて、かつ騒音や周りの話し声が気にならないレベルに抑えられ、絶妙な感じです。これでも静か過ぎて爆睡してあわや乗り過ごしってな塩梅なので、もっと遮音性の高そうなパッドを使ったらどうなるんでしょうか。
さすがに自分自身が発する例えば唾を飲み込む音や、タッチノイズは気になるので、徒歩での移動中に使うのは現実的ではないですね。まあ歩きの場合は遮音性が高いと危険ですし。この場合は今のところボロボロのPX200を併用しています。
20050613追記:灰色のパッドは遮音性が高いわけではないようです。車内放送は結構よく聞こえます。それでも、音の出口が耳の穴の奥にあるせいか、音楽自体もPX200よりよく聞こえます。透明の硬めのパッドや黄色のスポンジのもその内試してみましょう。
あとは汚れがどの程度どうなるのか、それから耐久性の問題ですね。これらはもっと使ってみないとわかりません。
さて、買う際には視聴できるようなお店ではなかったのもあって、デジタルARENAさんの特集記事を参考にしました。
http://arena.nikkeibp.co.jp/tokushu/gen/20050412/111957/index.shtml
評価の数字云々ではなく何となく音の傾向が判るかな、と。
それにしてもいろんなヘッドホンやイヤホンが簡単に買えるようになって、デジタルプレーヤー様様ですな。ほんと一昔前はカナル型なんて「電波入ってるの?」と思うような怪しいオーディオ屋でしか買えなかったし、お値段も天文学的(てのは大袈裟か)だったんですから。