SACDマルチ
家人の帰りが一日延びたので、借りたSACDプレーヤーでもう少し遊んでみることにしました。
このDCD-SA500はマルチチャンネル対応です。もちろん我が家にはマルチチャンネルな環境なんぞはありません。フロント2ch分の出力はメインのオーディオ環境で出すとして、BOSEのスピーカーを昔使っていたミニコンポのアンプに繋げてリアのサラウンドスピーカーとします。これで4ch。センターとサブウーファーはどうにもなりません。が、このSA500、プレーヤー側でスピーカーの設定ができるんですね。センターとサブウーファーは無しに設定。こうすればセンターの分はフロント2chに割り振られる・・・はず。ダウンミックス処理がちゃんと行われるのか、行われるとすればどう行われるのか、情報がないので判りません。まあ、遊びですから真剣に考えることはありません。
ケーブルをやりくりして機器を接続して、音を出してみます。ええと、この場合リアの左右は逆につなげばいいんですよね?
リビングステレオ復刻の3ch録音のものは、この環境では意味がありません。4ch収録か5ch収録のソフトでないと。
ということで、スコッティッシュ・アンサンブルのブリテン「イリュミナシオン」、鈴木秀美のバッハ「無伴奏チェロソナタ」、そして友人に貸してもらったクラウディオ・アバド指揮ベルリンフィルのマーラー交響曲第6番。
あら、リアから結構大きな音がします。これは不自然。音量を落として・・・
スピーカーの配置もなにもいい加減ですから、流石にマーラーは駄目ですね。何だか色んなところからバラバラな音が聞こえてきます。でもブリテンとバッハは結構いいですね。特に元々4ch収録のバッハは、小ホールの真ん中の席で聴いているような気持ちのよい音がします。うん、SACDマルチ、侮り難し。
ということで自宅でお遊びマルチチャンネル実験、意外と好印象でした。