モズ、バン、カワセミ

 久々に早起きをして鳥を見に行ってきました。何かイイことがありそうな予感がしたので。


 場所は職場近くのお濠。遊歩道を歩いていくと、観察スポットの橋の欄干にはアオサギが。邪魔をするのも何なので、離れたところで双眼鏡を取り出してそのアオサギさんを眺めます。と、自転車が通りかかったので一鳴きして飛び去ってしまいました。
 さっきまでアオサギがいた橋の上に移動。お濠の方にはカルガモが大小浮かんでいます。遠くの方に頭と尻尾を振って泳ぐバンと思われる姿が。もう少し近づいて見ようかと考えていたところに、頭上から「コロコロ、チョチョチョチョ、ヒーヨ」といった元気な鳴き声がします。声の方を見やるとスズメより二周りほど大きい褐色の丸っこい鳥が高いフェンスの上にとまっています。双眼鏡で見てみると、黒い過眼線がくっきりと。モズの雄のようです。10分ほども眺めていましたが、よく鳴きますね。図鑑によれば来春の繁殖期に備えて今から縄張りを確保しておくのだそうで、そのための「高鳴き」なのだそうです。フェンスから15メートルほど離れた樹の天辺に移って、そこでひとしきり鳴いたあとでまたフェンスに戻ったり。縄張りの広さはどんなもんなんでしょうか?また、一度はフェンスの下にさっと舞い降り、飛蝗のようなものを捕まえてフェンス上に戻り、クイっとその場で飲み込んでいました。
 見ていて飽きません。でも先ほど見えばバンらしき鳥も気になるので、場所を移動します。
(続く)