モーツァルトの年

 え〜と、今年は生誕250年でしたっけ。何年か前は没後200年だか何だかでしたか。レコード屋さん(製造と販売と両方)に踊らされてるような気が・・・。どうも歳を重ねるとイベントに対して冷ややかになりまして。クリスマスなんて、ねえ、キリスト教国じゃないのに、しかも12月になる前から一所懸命盛り上げようとしてはる。涙ぐましいというか、あさましいというか。モーツァルトやキリストさんには罪はないんですけどね。
 ということで(どういうことや?)、大晦日から元日にかけてショスタコーヴィチ(こっちは生誕100年)とモーツァルトを聴いてみて、ちょっぴりモーツァルトに開眼した気分です。この連休はオペラをまとめ聴きしようかな。ということで
 

Mozart:Marriage of Figaro

Mozart:Marriage of Figaro

 サー・ネヴィル・マリナー指揮の「フィガロの結婚」全曲。何と言ったらよいでしょう・・・春の香りのするモーツァルトです。サー・ネヴィルの指揮は溌剌さとある種ののどかさを兼ね備えているように思えます。彼の指揮の元でホセ・ファン・ダム、ルッジェーロ・ライモンディルチア・ポップアグネス・バルツァ、バーバラ・ヘンドリクスといった歌手陣が理想的なアンサンブルを構成しています。ファン・ダムのフィガロは少々凝りすぎのような気もしますが。
 これももう20年も前の録音なんですよね。15年ほども前でしょうか、京都駅の地下に十字屋の支店があった頃に、特売コーナーに埋もれていたこのCDを買ったのでした。ルチア・ポップさん、亡くなってしまったんですよね。


 年々歳々花相似
 歳々年々人不同