遍歴1

 家人は出かけて独りぼっちなので、思い立って筆記具のお手入れ。
 万年筆のペン先をコップのぬるま湯に浸して・・・ああ、またペリカンなんか注文しちゃって、激しく後悔。本当に駄目人間だなぁ。
 せめてもう少し字を美しくする努力をしようよ。


 思い起こせば最初に使った万年筆は、父親から与えられた緑と白のプラスチック製の安っぽい鉄ペン。小学校5年くらいだったでしょうか。セーラーのカートリッジを使ってた記憶があるのでセーラー製でしょう。ウェブで調べてみたところ、セーラーの「キャンディ」というシリーズだったようです。そうそう、キャップの頭に緑の星がありましたっけ。こちらの解説がまとまっています。人気商品だったんですね。知らなかった*1。親父様に感謝。
 時々学校に持っていったりもしてましたが、専ら家で悪戯書きとか漢字練習用。使い方が解っていなかったせいか、ペンの性能のせいか、よくインクで手を汚していましたね。書き心地もガリガリしてあまり心地よくなかったように思います。こちらはボールペンや鉛筆と同じようにペンを立てて書いていたのが原因でしょう。そもそも最初は、ニブのどちら側で書くかもわからず試行錯誤してましたからねぇ。親父様、「当然知ってるだろ」って感じで教えてくれなかったし。
 でもまあ、小学生にとっては格好のオモチャでした。小学生が弄ってても壊れないんですから。結局中学の頃までお世話になったような。もう1本赤いのを買い足して、それぞれ緑と赤のインクを入れて。サブノート作りに大活躍・・・ってほど勉強してなかったけど(笑)。
 あの万年筆、どこにやっちゃったかなぁ・・・

*1:クラスでこんなの使ってたのって変わり者の私だけだったけどなぁ。田舎だったからかな?