文房四宝

 文房四宝といえば、筆・硯・墨そして紙である。さすがに硯に墨を磨って筆で・・・というのはやらないが、筆・硯・墨の機能を併せ持った現代の筆記具はコンピュータ以上によく使う。日記も長いものは暇なときに要点を紙にメモしてからコンピュータで清書である。過去の一時期はノートパソコンやらモバイル機器(MobileGearとかPalm)やらに凝って、何処に行くにも持ち歩いていた時期もあった。会議の議事録なんかすぐにできて皆に送れて便利だしね。しかし重いし面倒だしで、結局メモ帳と筆記具に戻ってしまった。そして、それでも仕事にはさほど支障はなかった。ボンクラだしね。


 さて文房すなわち書斎に腰を落ち着けてお仕事を・・・というわけにはいかない流離の労働者たる私、文房の具だけでも持ち歩きたいということになる。持ち歩くならボールペンにメモ帳が一番だろうが、手に馴染んだ道具を出先でも使いたいのが人情である。といって、吸入式の万年筆にボトルインクとか、満タンにした吸入式万年筆を何本もというのは機動性に欠ける。ヴィスコンティのトラベル・インクポッドなんてのの購入を考えたこともあるが・・・面倒そうだしなぁ。(以下後日)