ノモンハン

 仕事の合間にアルヴィン・クックス「ノモンハン 草原の日ソ戦1939(上)(下)」(朝日新聞社)を拾い読み程度に再読。拾い読み程度といっても、引き込まれてしまう。特に、フイ高地の井置栄一中佐とその配下部隊の奮戦、そして井置中佐の強いられた自決。こういうの今も変わってないよなぁ。
 ちなみに半藤一利ノモンハンの夏」(文芸春秋)は、政治的背景や参謀本部関東軍との関係について詳しいものの、感情的になり過ぎ(気持ちはわかるけど)。クックスの冷静な記述の方が却って心への刺激に満ちている。