ニールセンの四番

 ニールセンの4番が解らないと書いたのは去年の11月(id:makinohashira:20061108#p2)でした。
 でも、来ました。交響曲の神様(?)が降りて来ました。今年の5月頃からこの曲無しには暮らせない身体になってしまいました。今日も暇があればこれを聴いていました。兎に角格好良い曲です。すごく表面的な感想ですが、それでイイんです。第3楽章までの心の隙間(決して音楽がスカスカとかそういう意味ではなくて、聴いていて形成される何となく不安な心)を第4楽章の太鼓が埋めてくれれば、それでイイんです。ニールセン体験はほとんどこの交響曲第四番だけなので偉そうなことは言えませんが、他の誰でもない、ニールセンの響きというのも何となく感じられるようになりました。これはおそらく気のせいでしょうけど。
 

Nielsen;Symphonies 2 & 4

Nielsen;Symphonies 2 & 4

 結局落ち着いたのはフォン・カラヤンでもバルビローリでもなく、グロンダール指揮デンマーク放送交響楽団の古いモノラル録音でした。音は貧しい(聴き辛いほどではありません)けど迫ってくるエネルギーでは一番です。
 でも、くっきり明瞭な録音でも聴いてみたくて、ブロムシュテット盤あたりを買ってみようかと検討中なのでした。


 ちなみにiPod mini(壊れないので未だにminiです)の中ではニールセンをはさんで前後にシベリウスエルガーの1番とが入ってまして、我ながらバランスのとれたお食事だなと思っています。←いやいやとれてへんとれてへん