今年の目標

 杉・檜の花粉の季節であります。やれやれ。
 そんな今頃になって、今年の目標(音楽編)をたてました。

  1. ロシア音楽を重点的に聴く
  2. ピアノや室内楽を重点的に聴く
  3. 諸井誠「交響曲名曲名盤100」(音楽之友社・1979年)を元に交響曲を聴く

 猿のオ○ニーのように同じ曲ばかり聴くのでなく、もっとレパートリー(っても奏するのでなく聴くだけだが)を増やそうという試みであります。短い人生、もっと見聞を広めましょうってこってす。で、弱いところとして、ロシア&ピアノとなりました。フランスってのもあるんですが、それはまた来年ということで。


 3の諸井氏の本は、以前どこかに書いたとおり、私の中学生の頃のバイブルでした。ハイドンの第45番「告別」からオリビエ・メシアンの「トゥーランガリーラ」まで100曲の交響曲について、新書版見開き2頁で簡単な文章と推薦レコードが載っているという、初心者向けの本。文章は曲によって様々で、曲の由来や背景であったり、特徴・聴き所の紹介であったり、演奏論であったり、通読しても飽きないような工夫がなされています。「これさえあれば他は要らない」主義の本ではなく、「いろんな演奏があって面白いよ」主義(?)なところも、今から思えば有り難かったと思います。
 中学生の小遣いではレコードをバカスカ買えるわけもないので、この本を読んでは「いつか100曲それぞれについて少なくとも1枚ずつのレコードを揃えたいな・聴きたいな」と妄想する日々。それから30年ほども経ち、気づけば、この本に載っている100曲のうちCDを持っていないのは2〜3曲(ブルックナーの「ヌルテ」とかメシアンとか)となっていました。ここいらで、私のとっての「初心」に立ち返ってみようかと思うわけです。買ったのに滅多に聴かない曲や演奏があるなどという贅沢というか慢心は、中学生の私にとっては想像し難いことでしたから。
 もちろん、この本が出版された1979年以降、様々な新しい演奏が世に現れていますし、私もこの本に忠実にCDを買い貯めてきたわけではありません。ですから、1曲1曲について、本の推薦盤と対比させる形で私が持っているCD挙げて、聴きなおしての感想を記していきたいと思います。
 4月から1週間に1曲を目標にして、2年ほどで100曲コツコツできるといいな。