権力と陰謀
何故かこの時期になると、昔観たテレビ番組なんかが恋しくなります。逃避なのかな。自分でもよくわからん。一年ほど前、id:makinohashira:20070401#p1では
- 「スペース1999」(1977)
- 「権力と陰謀 大統領の密室」(1978)
- 「キャプテン・フューチャー」(1978〜79)
- 「ある少女の死」NHK・ドラマ人間模様(1981)
- 「火星年代記」(1983)
- 「警察署長」(1985)
- 刑事コロンボのシリーズのいくつか
なんてのを挙げて昔を懐かしんでいます。これに「戦争の嵐」(1983)(それから「戦争と追憶」「戦争の黙示録」)も加えないといけませんが。
このうち、手元に資料がほとんどないのが2と4です。1と5、それに「戦争の嵐」はDVDがあります。6の「警察署長」はスチュアート・ウッズの原作とドラマが非常によく対応していたし、15年ほども前ですが、レンタルビデオ屋さんでビデオを借りて観たので、何とかイメージを保つことができています。ビデオ、無理してでも買っておけばよかった。そういえば、ヒュー・ホームズ役のチャールトン・ヘストン氏が亡くなりましたね。私にとってはヘストン氏といえば「ベン・ハー」よりも「猿の惑星」よりも「警察署長」でした。
2の「権力と陰謀 大統領の密室」は、ほとんど本放送で触れただけなので、この辺で資料を集めてまとめておきたいところ。原作のジョン・アーリックマン『ザ・カンパニー』はあるんですが、これとドラマは様々な点で異なっているんですね。スカパーなんかで時々やってるみたいだから、そういうのを契約すればアクセスできないことはないんでしょうけど。そうそう、これもビデオが出ていたはずなんです。1985年頃にカタログで目にしたことがあります。が、その頃の私には購入できるお値段ではありませんでした。ほんと、無理してでも買っておけばよかったなぁ。
ということで、「権力と陰謀 大統領の密室」について、現時点での備忘録:
2011年1月12日の日記(id:makinohashira:20110112#p1)に改訂版を掲載しました。
原題:Washington: Behind the Colosed Doors
ABC/Pramount Television 1977年秋放映
http://www.imdb.com/title/tt0075597/#comment
邦題:権力と陰謀 大統領の密室
NHK 1978年夏放映
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=7274
全6話
第1話「栄光の椅子」
第2話「機密漏洩」
第3話「盗聴指令」
第4話「不法侵入」
第5話「最後通達」
第6話「対決」
キャスト表
2011年1月12日の日記(id:makinohashira:20110112#p1)に改訂版を掲載しました。
Actor/Actress | カタカナ表記 | Role | カタカナ表記 | Status | Real Person | Voice |
---|---|---|---|---|---|---|
Cliff Robertson | クリフ・ロバートソン | William Martin | ウィリアム(ビル)・マーチン | CIA長官 | リチャード・ヘルムズ | 瑳川哲朗 |
Jason Robards | ジェイソン・ロバーズ | Richard Monckton | リチャード(ディック)・モンクトン | 大統領 | リチャード・ニクソン | 西村晃 |
Stefanie Powers | ステファニー・パワーズ | Sally Whalen | サリー・ウォレン(注1) | ビル・マーチンの愛人 | 江波杏子 | |
Robert Vaughn | ロバート・ヴォーン | Frank Flaherty | フランク・フラハティ | 大統領補佐官=首席 | ジョン・アーリックマン(注2) | 田口計 |
Lois Nettleton | ロイス・ネトルトン | Linda Martin | リンダ・マーチン | ビル・マーチンの妻 | ||
Barry Nelson | バリー・ネルソン | Bob Bailey | ボブ・ベイリー | モンクトンのスタッフ? | ||
Harold Gould | ハロルド・グールド | Carl Tessler | カール・テスラー | 大統領補佐官=国家安全保障担当 | ヘンリー・キッシンジャー | |
Tony Bill | トニー・ビル | Adam Gardiner | アダム・ガーディナー | 大統領再選委員会財務部長 | ヒュー・W・スローンJr. | 石田太郎 |
Andy Griffith | アンディー・グリフィス | Esker Scott Anderson | アスカー・スコット・アンダーソン | 前大統領 | リンドン・ベインズ・ジョンソン | 佐野浅夫 |
John Houseman | ジョン・ハウスマン | Myron Dunn | マイロン・ダン | 財務長官 | ジョン・ミッチェル(注3) | 田中明夫 |
David Selby | デイヴィッド・セルビー | Roger Castle | ロジャー・キャッスル | 大統領法律顧問 | ジョン・ディーン | 伊武雅刀 |
Meg Foster | メグ・フォスター | Jennie Jamison | ジェニー・ジェイミソン | |||
Peter Coffield | ペーター・コフィールド | Eli McGinn | エリ・マッギン | |||
Barry Primus | バリー・プリマス | Joe Wisnovsky | ジョー・ウィズノフスキー | ジャーナリスト? | ||
Diana Ewing | ダイアナ・ユーイング | Kathy Ferris | キャシー・フェリス | ハンク・フェリスの妻 | ||
Lara Parker | ララ・パーカー | Wanda Elliott | ワンダ・エリオット | |||
John Lehne | ジョン・レーン | Tucker Tallford | タッカー(タック)・タルフォード | 大統領補佐官 | ハリー・"ボブ"・ハルデマン(注2) | |
Alan Oppenheimer | アラン・オッペンハイマー | Simon Cappell | サイモン・キャペル | ビル・マーティンの補佐官 | ||
Nicholas Pryor | ニコラス・プライアー | Hank Ferris | ハンク・フェリス | 大統領報道官+大統領再選委員会選対部長(注4) | ロン・ジーグラー+ジェブ・マグルーダー | 曽我部和行 |
Frank Marth | フランク・マース | Lawrence Allison | ローレンス・アリソン | 大統領補佐官=内政担当?(注2) | ||
John Randolph | ジョン・ランドルフ | Bennett Lowman | ベネット・ローマン | 実業家(モンクトンの資金提供者)(注5) | ||
Linden Chiles | リンデン・チャイルズ | Jack Atherton | ジャック・アサートン | 下院議員 | ||
George Gaynes | ジョージ・ゲインズ | Brewster Perry | ブルースター・ペリー | 大統領再選委員会? | ||
Thayer David | セイヤー・デイヴィッド | Elmer Morse | エルマー・モース | FBI長官 | J. エドガー・フーバー | |
Phillip R Allen | フィリップ・R・アレン | Walter Tulloch | ウォルター・タロック | |||
Skip Homeier | スキップ・ホメイヤー | Lars Haglund | ラース・ハーグランド | タルフォードの部下(秘密工作員) | E. ハワード・ハント | |
Michael Anderson Jr | マイケル・アンダーソン・ジュニア | Alex Coffee | アレックス・コフィー | |||
Joseph Sirola | ジョセフ・シローラ | Ozymandias | オジマンディアス | 富豪(モンクトンの資金提供者)(注6) | ||
Frances Lee McCain | フランシス・リー・マケイン | Paula Stoner Gardiner | ポーラ・ストーナー・ガーディナー | アダム・ガーディナーの妻 | ||
June Dayton | ジューン・デイトン | Mrs Monckton | モンクトン夫人 | モンクトンの妻 | パトリシア・ニクソン | |
Jean Cameron Howell | ジーン・キャメロン・ハウエル | Dorothy Kemp | ドロシー・ケンプ | |||
Danna Hansen | ダナ・ハンセン | Marta Anderson | マルタ・アンダーソン | アンダーソン前大統領の妻 | ||
Rick Gates | リック・ゲイツ | Bernie Tibbetts | バーニー・ティベッツ | ビル・マーチンの配下? | ||
Madison Arnold | マディスン・アーノルド | Harvey Bass | ハーヴィー・バス | |||
Borah Silver | ボラ・シルヴァー | Burt Saraceni | バート・サラシニ | |||
Karen Bercovici | カレン・バーコヴィチ | Patti | パッツィ | |||
Joseph Hacker | ジョセフ・ハッカー | Jimmy Bird | ジミー・バード | |||
Regis J Cordic | レギス・J・コーディク | TV Anchorman | テレビキャスター | |||
John Kerr | ジョン・カー | Ashton | アシュトン | |||
Mary LaRoche | メアリー・ラロッシュ | Anne Marie Lowman | アン・マリー・ローマン | ベネット・ローマンの妻 | ||
Fred Sadoff | フレッド・サドフ | Sid Gold | シド・ゴールド | |||
Charles Macaulay | チャールズ・マコーレー | Clifford Ryan | クリフォード・ライアン | |||
J Jay Saunders | J・ジェイ・ソーンダース | Gus | ガス |
空欄はよくわからないところ。
この他に、劇中で言及される人物として、ウィリアム・アーサー・カリー元大統領(=J.F.ケネディ)、エド・ギリー前副大統領(=ヒューバート・ハンフリー)、フォービル知事(=ネルソン・ロックフェラー?)がいる。
(注1)原作ではサリーはアサートン議員の妻サリー・アサートンだが、ドラマでは設定が異なり、アサートンの秘書だったか何かになっている。原作ではマーチンは妻と離婚してサリーと結婚するが、ドラマでは、サリーからアサートンへの情報漏洩を疑ったマーチンが、サリーを避けるようになり、妻リンダとよりを戻す、ということだったと記憶している。
(注2)現実にはハルデマンが首席補佐官、アーリックマンが内政担当補佐官だが、ドラマにおいてはタルフォードの外観がハルデマンをイメージさせること、ラース・ハーグランド(=ハワード・ハント)の工作を統括していたのはタルフォードであること、プリミラ・リポートを巡るビル・マーチンとホワイトハウスとのやりとりに絡むのがタルフォードであることから、ここではタルフォード=ハルデマン、フラハティ=アーリックマンとした。
(注3)現実のジョン・ミッチェルは財務長官ではなく、司法長官ののち、大統領再選委員会キャンペーン責任者。
(注4)ドラマでのハンク・フェリスはフラハティの下で大統領イメージアップ等の仕事をした後に大統領再選委員会に転ずるので、実在の人物としてはジーグラーというよりジェブ・マグルーダーであろうか。
(注5)献金と引き替えに妻のアン・マリーをどこかの大使の地位に就けようとして、ややこしいことになる(アサートン議員に追及される?)という役だった。
(注6)こちらは献金と引き替えに党大会か何かを自分が経営するリゾートに誘致しようとする富豪という役。
大統領再選委員会関係が不確かで・・・。マイロン・ダン(=ミッチェル)の下で偉そうにしてる人(吹き替えは中村正さん)(確か財務責任者だから実在人物ではモーリス・スタンズ?)がいたんだけど、これがボブ・ベイリーだったか、ブルースター・ペリーだったか・・・。やっぱりもう一度観ないと判らないね。
思い出せる範囲の粗筋は、いつか書けたら書こう。
2011年1月12日の日記(id:makinohashira:20110112#p1)に改訂版を掲載しました。