秋の音楽

エルガー&ディーリアス:チェロ協奏曲集
バルビローリ/ロンドン交響楽団
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
エルガー チェロ協奏曲ホ短調作品85
ディーリアス チェロ協奏曲(サージェント指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
EMI=東芝(国内盤CD・1965年録音)

エルガーのチェロ協奏曲は秋の夕暮れの音楽だと勝手に決め付けています。イギリス音楽って(と一まとめにして決め付けるが)憂いをたたえたメロディーでわかりやすくて映画音楽みたいな感じで(でも深みもある)、「気分」に訴えかけてくる。中でもこのエルガーはもうダダ甘でコテコテで、何というか、こう、目の前で昔の恋人に泣かれていて、でもどうにもできない状態、みたいな・・・・・・。悲しいです。どうにもできない悲しさです。バルビローリとデュ・プレがまたそれをコッテリと、これでもかと聴かせてくれるわけです。通勤途上で聴くもんじゃありませんな。今日一日調子が出ずに終わってしまいました。
私の中ではドボルザークも秋の音楽で、でも夕暮れではなくて11月頃の小春日和という感じ。明日は弦楽四重奏曲でも聴いてみよ。