遍歴8 手帳や万年筆

 モノグサな私ではありますが、万年筆遍歴を書き始めてから、最近の巷の万年筆事情なども知ろうと検索をしてみたりしたわけです。もうね、浦島状態です。ブログやら何やらで活発に情報交換が行なわれていますね。濃い情報満載です。お店も増えたみたいですし。海外ではStylophilesが続いているのが凄いですね。相変わらず画像が綺麗なこと。
 そんな中、特に心を動かされたのが、兎さん亀さんと同居中のユキさんのブログ「Moleskineに綴る絵日記」です。柔らかい線で奥行きのある絵を描かれます。食べ物の絵がですね、特に美味しそうなんですよ。もちろん他の絵も何というか、押し付けがましくない実在感と透明感を備えた味わいのある絵なんです。繊細さと絵心に欠ける私には決してマネのできない、憧れのブログです。つい先日まで休止中だったのですが、再開されました。万歳!
 残念ながら過去の記事が見られなくなってしまいました。これはお考えやご都合があってのことなのでしょう。
 18日の記事ではモールスキンに合う万年筆を取り上げられています。ユキさんの行き着いたのはパーカーのソネット(旧)にインクはラミーのブルーブラック。裏写りの問題と革カバーのペンホルダーに収まる大きさというのが決め手のようです。是非添えられた絵を見てみてください。モールスキンと革カバーとパーカーのソネット、絶対に欲しくなりますよ。


 私のモールスキン=デイリーダイアリーのお供は、少し前まではPelikanの1935ブルー(モンブランBB入り)とPelikanの1931(カルティエボルドー入り)の組*1、又はWatermanのル・マン200ラプソディーベルベット緑(ウォーターマンのBB入り)と赤(カルティエボルドー入り)の組*2でした。ボルドーのインクは裏写りします。でも気にしないことにしています。ええ、気にしませんとも。私、そもそも手帳の使い方が綺麗ではないので(泣)。
 Pelikan 1931はペン先がMなのでさすがに手帳用には太いです。これの前はMontblancの144の臙脂軸を使っていたのですが、首軸の鍍金部分の剥離が深刻になってきたので交代させました。でもペリカンは太い。1935の方はFなので何とか許容範囲なのですが。ということでPelikan 1935と組にできるようなミニペンを探して・・・白い小さなペン・・・遠のく意識・・・予約・・・到着・・・
 何故か今、私のミニペン用ペンケースには、Pelikan 1935と並んで神戸ナガサワ文具センターのオリジナル万年筆「PenStyle2006“MINE WHITE”」がっっ・・・
(←とっくに売り切れてます、ということは、いつ予約したのでしょうかっ!)


 オレンジマーマレード軸のM320にボルドーを入れれば済むことなのに・・・


 ということでペリカンのピアッツァ・ナヴォーナとアウロラのソーレ・ミニマは諦めることにしました。当分万年筆は買いません。いや、買えません。
 コインケースは・・・家人に土下座するか、何かの記念日まで待つか・・・

*1:id:makinohashira:20060604#p1参照。

*2:id:makinohashira:20060416#p1参照。