モーツァルト・イヤーの終わりに

 昨日は夜まで仕事プラス忘年会。忘年会ですよ。楽しく飲みたいじゃないですか。それが隣に座ったオッサンに絡まれて、こちらが他の人と話しているのに割り込む態度の悪さ及びあまりのしつこさと、話の中身のあまりの幼稚さとに、思わず声を荒げてしまいました。全く気分が悪いったらありゃしない。


 今日は家人が出かけるというので留守番=引篭もり。一日中音楽を聴いて心を鎮めることにしました。
 Requiem (Sussmayr & Orig Unfinished Version)
クリストフ・シュペリンク指揮でモーツァルトの「レクイエム」
naive OP 30307
 ジュスマイヤー版による通常の演奏の後で、モーツァルトが遺した書きかけの断片がそのままの形で演奏され収録されています。8小節で途絶える「ラクリモーザ」などは落涙ものです。最後はジュスマイヤーが採用しなかった「アーメン」のフーガ(モーンダー版でラクリモーザの後にくっつけられています)が途中でぷっつり切れて終わり。
 演奏自体は昨今の傾向からするとロマンティック寄りかと思います。しかし抑制が効いていて静穏な雰囲気に浸ることができますね。