財布への長い道のり その5

 「大江戸財布捜査網」貪貨棄命編
 「The Bridge」のお財布の細部をもう少し。



カード入れ部分角の縫い目と刻印。



外側の縫い目とブランドロゴの刻印。ロゴはアメコミみたいなポップな感じ。好みでないという人は多くいるでしょう。


 縫い目なんかは例えばGANZOとか大峡製鞄のような日本製の方が圧倒的に美しいですね。革の質だって最高だなんて言えるわけではありません。でも今回は機能と値段と色合いと手触りと、それに以前書いた「思い出」とで、躊躇なく決定です。実際には、やはり札入れと小銭入れを分けるべきか店頭で散々悩んで(しかもブリーフケースなんかもあれこれ弄りまわして)店員さんをうんざりさせたんですけどね(土下座)。
 この「The Bridge」の革は使い込むと透明感のある艶が出て良い色になります。昔買った相方のは綺麗です。私は靴も鞄も小物類もあまり美しく育てられたためしがないので*1、どうなるでしょうか。


 機能=最初に考えた条件を満たすものという点では、その後もネット上をウロウロしていると、GO Designer LeathersさんのAT Walletとか、トレーディング・ポストさんで扱ってるHALL and MARKSという工房のお財布などが見つかりました。高いけど。まだまだ他にもこういうのが出てきそうです。検討段階で参照できなかったのが惜しまれますね。Webには(いやオフラインの実社会も含めて世の中には)情報が溢れかえっていますが、「これ!」というモノを探すのは大変です。


 何はともあれ、お財布は手に入りました。でも中に入れるお金がなくなりました。愚者の買い物。笑えない話です。


 20061230追記:他人が「The Bridge」の革モノを所持しているのを初めて目撃しました(結構興奮)。近くのスーパーで、下りのエスカレーターの4段ほど下に立った家族連れの中の冴えないおっちゃんが、小さめのリュックを背負ってたんです。革の感じで「あれ?」と思いよく見てみると、蓋に「The Bridge」のロゴ(文字が金)が入ってました。思わず何処で買ったのか訊こうかなどと・・・。それにしても嬉しいような、微妙なような。

*1:例外的に納得できる色艶になったのは、20年前に購入して今は使っていないfILOFAXの茶のキッドのシステム手帳。元は今回のThe ridgeよりも若干薄めの色合いだったと思います。それからNino Worksのダークブラウンのブックカバー。こちらはもともと汚れても目立たない色をということで買いまして、なかなか良い外観と手触りを保っています。