手帳の見直し

 手帳をシステマティックに書けば日々の暮らしや人生が変わるなんて幻想は抱いておりません。(前にも同じようなこと書いた気がします。)
 が、歳のせいか生来の欠陥なのか、もの忘れが酷く、日々を無事に過ごすという最低限の水準を満たすためにも手帳様は欠かせません。毎日お世話になる手帳様なので「しっくり」くるものを選びたい、というのが煩悩の始まりでございましょう。


 毎年それなりに考えるものの、考えすぎたり矢鱈と試し買いしたりは無駄、ということで、2010年も基本はMoleskineのDaily Diaryになりました。Amazonの洋書のカテゴリーだと安く買えるというのも判りましたので。時間軸が8時始まりというのだけが不満です。「ほぼ日」は毎年比較検討対象なのですが、大きさ・重さとお言葉の存在が大きくマイナスに作用します。


 さて、基本はMoleskineとして・・・加齢による怠け癖(と腰痛)は、時折「Moleskineでも重い」などと思わしめることとなり・・・毎年9月頃になると翌年1月以降のスケジュールもバンバン入ってきて、その年分と翌年分の2冊のMoleskineを持ち歩くのもしんどいななどとも考え・・・昨年からサブの9月始まり18ヶ月の週間手帳を併用するようになりました。荷物を軽くしたいときはサブだけを持ち出し、しっかりした鞄で仕事モードの時は両方という使い方です。このサブの手帳、昨年のものは「しっくり」こず、今年は雑貨屋さんで偶々手にとったCoated Design Graphicsというところの縦に細長いものを使っています。さらに、1月始まりですが、コクヨのキャンパスノートの週間ダイアリーも試そうかと買ってきました(試し買いは無駄だって書いたのにねぇ)。両方とも見開き1週間で、土日も平日と同じスペース。土日が変形で狭かったりするのは駄目なのです。
 Coated Design Graphicsの方は見開き左頁4等分・右頁4等分で、左頁上に月表示と月間カレンダー、その下から月〜水、右頁に上から木〜日が配置され、一日の記入スペースは縦42mm横55mmほど。日付表示の横にその日全体の予定を書き、その下に午前3件、午後5件ほどの個別の予定を、時間・件名・場所と記入するのにぴったり。左頁上の月表示の箇所の空欄がTo Doの欄として使えます。今のところ週間ダイアリーとしては理想的。表紙は紙のハードタイプで、外寸も縦185mm・横67mm・厚11mmで、ジャケットの内ポケットに入れても邪魔にならない大きさです。懸念は、同じ構成のものが毎年発行されていて継続して使うことができるかどうかでしょう。同じ構成・外寸で派手派手表紙のものはよく見かける気がするのですが、今回入手した黒い表紙のものはどうなのでしょう。それから、表紙に変なドイツ語が書いてあるのはマイナス点。これは小さくて目立たないからいいか。
 コクヨのキャンパス・ダイアリーは、大きさが何種類かあるようで、文庫本サイズ(A6)を選びました。厚さは6mmほど。バーチカル式というのかな、時間目盛りは6時から22時で、最大5時から25時まで記入できそうです。一日の記入スペースは、ToDo欄3件分が縦12mm・横30mm、時間目盛りがついてる部分で縦90mm・横30mmで、時間に幅がある予定でないと件名と場所を記入するのが苦しいですね。文字を小さくすると老眼気味の眼に障るし。厚みがないのだからA5サイズを買った方がよかったかもしれません。


 そもそも複数併用は、少し怠けると記入情報にズレが出来たりしますから、うまく運用していけるかどうか、それ自体が一番問題ではあります。手帳の運用なんかに気を遣いたくないですからね。「慣れる」ところまで持って行けるかどうか・・・