ゴダード微妙

 講談社文庫でゴダードの翻訳が出ているのを知ったので、ブックオフに寄る度に100円コーナーを確認。早速「眩惑されて」と「悠久の窓」を買ってきました。前者を読み終え、後者の下巻に入ったところです。


 正直いって「眩惑されて」は微妙です。かなりのありきたり感が漂います。ただ「こじれた事態にどう決着をつけるのか」に惹かれて読み進むことは、苦痛ではありません。読み方としてはそれだけでも良いのかもしれません。でも、これ、決着がついているのかどうか・・・。「組織」はこれで安心したり諦めたりはしないと思うんだけど。
 年に1本じゃアイディアも枯れていくだろうし、大変なんだろうなぁ。
 毎度セコい話ですが、もう少し活字小さくすれば上下二巻に分ける必要なんてないんじゃないかな。定価で買ってたら割高感があると思います。


 「悠久の窓」は何が起きているのか訳がわからんまま、興味津々で読めています。「タントリス」(とそれを読者に説明させるための登場人物間の諄いやりとり)には失笑ですが、これには更に隠された意味があるのでは?と期待しています。