シジュウカラ

昨日は午前中、仕事先に早く着きすぎたので、控室に荷物を置いて暫く周囲を散歩しました。郊外の丘陵地帯で、病院やら学校やら図書館やら美術館がある、最近よくある感じの地勢ですが、開発が途中で止まってしまったからか雑木林が多く残っています。仕事用の服装ですし時間も限られているので、雑木林の中に分け入るわけにはいきません。ですので遊歩道みたいなとこを歩きます。
声はすれども姿は見えず・・・やはり目の基本性能が悪いので、双眼鏡があってもそれを生かす状況を作り出すことができません。悲しい。そんな中で、車道脇の木立で動きが。よく見ると、ジョウビタキがこちらにお尻を向けて白っぽい糞をしているところでした。じっと見ていると、お尻を振った後で驚いたようにこっちを見て、奥に飛び去って行きました。前回(id:makinohashira:20050214#p1)はジョウビタキかどうか確信を持てませんでしたが、今回はグレーの頭頂部と黒い顔、胴がオレンジっぽい茶色で、黒っぽい羽に白い斑があるのも確認できました。
図書館の方から賑やかな声がするのでそろりと行ってみると、玄関前の葉の落ちたイチョウの枝にシジュウカラが一羽、枝から枝へ飛び回っています。特徴的な胸から腹にかけての黒いライン、首の後ろがやや緑がかっています。最初は他の鳥の声かと思って探したのですが、どうやら声の主はこのシジュウカラのようです。小さな身体なのに、辺りに響く芯のある声です。「ツピー」というだけでなく、複雑な鳴き方もするんですね。双眼鏡をのぞきながらしばらく聞き惚れてしまいました。
ということで、珍しい鳥がいたというわけではないのですが、一寸得した気分で仕事に臨めたのでした。