娯楽本読書メモ

昨年9月のメモ(id:makinohashira:20080922#p3)以来、久々にまとめておこう。 洋書以外は相変わらずブックオフの100円コーナーに頼っている。 この冬に読んだ本: パトリシア・ハイスミス『アメリカの友人』『死者と踊るリプリー』 あの『太陽がいっぱい(…

クレンペラーのハイドン

私は心の弱い人間なので、音楽に癒し・救いを求めます。別に大げさなことではなく、少し疲れたなという時には「マイスタージンガー」を聴くと元気になるとか、とことん暗く落ち込んだ時には逆に闇を覗かせてくれるような音楽(例えばブルックナーの9番のアダ…

シノーポリのマーラー

シノーポリのマーラー交響曲全集(管弦楽伴奏付き歌曲集も入ってます)をiPod miniにしこしこと入れたのは去年の秋になりますか。それからちょこちょこと聴いているのですが、上に書いた「es」を観た後、その中の第9番を無性に聴きたくなりました。 マーラー…

実験

またGyaOで観た無料の映画であります。「es」(原題は"Das Experiment")という、スタンフォードの囚人と看守の実験に題材をとった2001年のドイツ映画です。 「ヒトラー 最期の12日間」でシェンク軍医役をやっていたクリスチャン・ベルケルも準主役級で出て…

ナポレオン

そういえば、スターリングラードのドキュメンタリーのDVDは第1話で挫折。字幕なしでドイツ語のインタビュー音声に英語の低い声の吹き替えがかぶると、やっと大意を追える程度でしか聴きとれません。これも焦らずボチボチとチャレンジしていきましょう。 そん…

2009年の目標

読み返してみたら、去年の年頭の辞も1月13日になってようやくでした。「今年の目標」と題する記事なんて3月ですものね。日記を書いた日は数えるほど。2007年の5月頃から極端に頻度が減っていますね。 それなりに忙しく日々を過ごしているせいなのか、単にぼ…

結局今年もMoleskine

2009年ですね。だらけた新年を迎えました。5日に仕事に行くまで一歩も外に出ませんでした。こんなことじゃいかんです。 スケジュール帳兼日記帳も、普段は前年末までに買っておくのですが、7日になってようやく買ってきました。結局いつものMoleskineにしま…

バイロイトのマイスタージンガー2008

NHK-FMで放送していたこの夏のバイロイトの録音を聴きました。久々だなぁ。 ヴァイグレ指揮の楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」です。第3幕が終わった途端に野太い声のブーイングが。演出の解説をしてくれるので、ブーイングの理由は判りましたが…

納得

M-1グランプリは面白かったですね。 ノンスタイルの漫才を見たのは初めてでした。喋りがしっかりしているだけではなく、無さそうで有りそうでお客が入り込みやすい舞台設定というのでしょうか、そこが巧くできていたのだと思います。オードリーは私はGyaOで…

スターリンの街

Stalingrad [DVD] [Import]出版社/メーカー: Synapse Filmsメディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見る NHKでも放映されていた3部構成のドキュメンタリー。最終回だけしか観ておらず、どうしても気になるので海外版を購入しました。 嬉しい誤算:Amazon…

アンテナ設置と諦めと(上)

唐突ですが、いわゆる「BCL世代」というのがあるとすれば、私よりも少し上の方々かと思います。私が「BCL」とか「DX」という言葉を始めて認識したのは10年ほど前でしかありません。 当時、それまでの気ままな独り暮らしから、「家族」のいる環境に移ったとこ…

モンマルトルのメグレ

GyaOの「メグレ警視」シリーズが復活! 第1話と第2話は観ていなかったので、これは嬉しい。 メグレの本で私が持っているのは8冊ほどしかありませんが、ドラマの第1話「モンマルトルのメグレ」と第2話「メグレと口の固い証人たち」はその8冊に入っています。 …

雑音源

ラジオについては、リアルタイムで聴くよりも、いったんPCで録音してMP3に変換してiTunesからiPod miniに入れて、通勤途上で聴くというのが私のスタンダードでありまして。しかし、特にTBSなどは雑音が多くて難儀しておりました。受信機を弄るついでに、いろ…

BCL?

思い立って、久々にラジオの受信環境の整理をしました。 最近よく聴くのはTBSラジオ(伊集院光「深夜の馬鹿力」・・・苦笑)なのですが、これを受信機のメモリーに入れていませんで、いったん他の局を聴くとTBSに戻るのが一寸面倒に思えて、ほぼTBS固定にな…

シノーポリのブルックナー

もう3ヶ月ほど前になりますが、CD屋さんの夏のバーゲンコーナーで、シノーポリ指揮シュターツカペレ・ドレスデンのブルックナー交響曲第5番(輸入盤)があったので、どんなんだろうと思い買ってみました。さらにその近くの、営業しているのかしていないの…

最後のコンサート

本屋さんで新書コーナーを見ていたら、以前クラシックカメラブームの時に田中長徳氏とつるんで本を出していた出版社のオッサンがお手軽「クラシック歴史系」本を何冊か出してるのを目にしました。自分の出版社で出してるクラシック系の翻訳書や雑誌なんかを…

ヒュルトゲン・ヴァルト

二、三日前からこんな本を読んでいます。The Battle of Hurtgen Forest (Spellmount Siegfried Line)作者: Charles Whiting出版社/メーカー: Spellmount Publishers Ltd発売日: 2007/07/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る ヒュル…

ダイエット

ダイエット指令が出たのでアルコールを控えめにしています。飲んでも週1回・焼酎コップ1杯程度。そしたら、この焼酎コップ1杯でも翌朝頭痛がするようになってしまいました。何だか悲しい。

現役復帰

Montblancの万年筆146を現役復帰させました。とっておいて子供に譲ろう、なんて考えていましたが、「修理費が馬鹿高くつくであろう大量生産の骨董品」という凡そ実用性に欠けたモノを譲られても迷惑なだけだろうと思い直しました。私の手で使えるところまで…

シノーポリやら何やら

「交響曲名曲名盤100」は放棄したわけではなく、モーツァルト、ベートーヴェン、ベルリオーズ辺りを地道に聴いています。が、文字にするのが難しくて。 他に、再販されたオットー・クレンペラー氏のハイドン交響曲集やら、ジョン・エリオット・ガーディナー…

ロマン・ポリシェ

バーナビー警部やメグレ警視の動画に刺激を受けたというわけではなく、単純にブックオフの100円コーナーで何となく面白そうだったので、以下のシリーズを読んでみたり。 ヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダーのシリーズ レイ・ハリスンのブラッグ部長刑…

バーナビーとメグレ

Yahoo!動画のバーナビー警部が一挙に無料。9月26日まで・・・だったかな? GyaOの方はメグレ警視が着々と回を重ねています。

放置

気がつけば1ヶ月以上放置。こりゃいかん。項目だけでもまとめて書き出そう。

メグレのパイプ

GyaOでメグレ警視のシリーズを2話ずつ放映しています。主演はブリュノ・クレメール。1991年から制作されているテレビ・シリーズだそうです。全30話で現在8話まで。雰囲気のある作りのドラマですが、時々話の繋がりが不明瞭になるのは翻訳のせいだけでもなさ…

ホルスト・シュタイン

旧聞に属することかと思いますが、指揮者のホルスト・シュタインさんが7月27日にスイスで亡くなったそうです。NHK交響楽団での客演指揮、バイロイトでのヴァーグナー、バンベルク交響楽団とのシューベルト全集などが印象に残ります。初めて「ニュルンベルク…

頓挫?

7月は一日も書かなかったのか。仕事がベラボウに忙しかったのもあるけど・・・ 名曲名盤100はモーツァルトの第35番のはずなのですが、ここにきて初めて1曲当たりのCDが10枚を越えまして、そしたら途端に収拾がつかなくなってしまいました。駄文を書く前に聴…

010モーツァルト第31番

今日は続けてもう1曲。諸井誠『交響曲名曲名盤100』の都合10曲目は、モーツァルトの交響曲第31番(KV 297)「パリ」です。パリでの演奏会のためにパリで作曲されたから、パリ。クラリネット入りで、ゴージャス。それにしてもパリかぁ。何となく胡散臭いなぁ…

009モーツァルト第25番

諸井誠『交響曲名曲名盤100』を手がかりに交響曲を聴こう。 ハイドンの次はモーツァルトから8曲。最初は第25番KV183、小ト短調です。映画「アマデウス」のオープニング・タイトルのところで用いられていたのが印象的でした。私もアレで認識したクチでして。 …

aハイドンのまとめ

第92番のところで書いたとおり、私はハイドンの熱心な聴き手ではありませんでした。昔からもっていたCDはドラティ(第45番「告別」)、バルビローリ(第83番「雌鶏」)、ベーム(第92番「オックスフォード」)、トスカニーニ(第101番「時計」)、それにホグ…

008ハイドン第104番

諸井誠『交響曲名曲名盤100』を手がかりに交響曲を聴こう。 ハイドンの最後8曲目は第104番。わかりやすく聴衆の気を惹こうというのではなく、真面目な真面目な曲です。『名曲名盤100』でも「動機労作的作曲技法」「循環構成」への言及があります。転調による…