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The Historian その8

さて、コストヴァの「ヒストリアン」です。この本、全部で79章とそのあとにエピローグがあって、私の持っているバックベイのペーパーバックだと816頁あります。平日の電車の中でコツコツと読み進んで、今朝ようやく71章の終わり(709頁)に到達。 1954年の「…

The Historian その7

コストヴァ(コシュトヴァ?)の「ザ・ヒストリアン」 ようやく先読み・先聴き部分に本読みが追いつきました。45章から47章まで、1930年のロッシがオックスフォードの同僚ヘッジスに宛てた未投函の手紙が延々と続きます。これによってイスタンブールを去って…

The Historian その6

The Historian作者: Elizabeth Kostova出版社/メーカー: Sphere発売日: 2006/02/02メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見る Kostovaの「The Historian」第40章まで。CDプラス先読み分は44章の終わりまでなので、もう少し…

The Historian その5

ということでトイレのお供に「The Historian」などを。腹痛を紛らわそうとするからか、結構集中して読むことができたりします。CD聴いた分の読み返しは29章まで。 1970年代の「私」は父を探してピレネーへ向かう列車の中。 1950年代の(「私」の)父はロッシ…

The Historian その4

Kostovaの「The Historian」ペーパーバックをCDに追いつかせよう企画。ただいまBack Bay版のPBで193頁。第21章の終わりまで。先は長いです。Dan Brownのように軽く(軽薄とすら言えるかも)リズムで読ませていく本ではなく、雰囲気を作り上げていこうという…

The Historian その3

オーディオブックのCD5枚目で、とりあえず休憩。「私」の父とヘレンによる1950年代のお話(1972年に父が「私」にのこした手記で記述されている)がどんどん進んでいって、舞台はイスタンブールからヘレンの母の住むハンガリーへ。ヘレンの母がロッシ教授との…

The Historian その2

The Historian作者: Elizabeth Kostova,Joanne Whalley,Dennis Boutsikaris,Rosalyn Landor,Martin Jarvis,Robin Atkin Downes,Jim Ward出版社/メーカー: Hachette Audio発売日: 2005/06/01メディア: CDこの商品を含むブログ (3件) を見る コストヴァの「The…

The Historian 読みというか聴き始め

ということで「天使と悪魔」のことは忘れることにして、コストヴァの「The Historian」を読み始めてみました。というか、オーディオ・ブック(CD)を買って聴き始めてみました。ペーパーバックを1ヶ月ほど積ん読した挙句にオーディオ・ブック・・・ The Hist…

天使と悪魔の最期

ダン・ブラウン「天使と悪魔」読み終えました。 え〜と、事前予想が当たっていたかどうかには触れずにおきましょう。説明しようとするとネタバレになってしまいます。 全体の感想: 基本的な話の運びは「ダ・ヴィンチ・コード」と一緒。「ありえね〜」感は「…

天使が悪魔、かな

ダン・ブラウン「天使と悪魔」450頁まで。残り100頁ちょっと。 これはね、どう考えてもカメルレンゴが黒幕でしょ。CERNの所長とスイス傭兵隊の大尉がつるんで、というのを疑わせる根拠はあまりにも薄弱。質の悪い赤い鰊ですね。状況証拠は全てカメルレンゴを…

誰が天使で誰が悪魔?

ダン・ブラウンの「天使と悪魔」、一日30頁くらいのペースでしか進んでいません。現在350頁。 やはり黒幕として怪しいのはカメルレンゴ(Camerlengo=逝去した教皇の侍従で新教皇選出までの間の名目的な教皇代行の司教)のカルロ・ヴェントレスカさんじゃあ…

ガリレオ・コード

え〜、ノロノロと読み進んでいるダン・ブラウン「天使と悪魔」です。 これまでのところ基本的なプロットは「ダ・ヴィンチ・コード」と同じ感じ。すなわち「謎解きオリエンテーリング」ですな。「天使と悪魔」の方はガリレオ・ガリレイと秘密結社「イルミナテ…

そして天使と悪魔

日曜は一行も読めず、今日で丁度100頁の辺りまで。・・・あんた達、24時間期限の時限爆弾というか時限反物質がどっかにあって、既に何時間か無駄にしてるのに、なんでそんなにノンビリしてんのよっ!!! と読んでて苛立ちを隠せない私なのです。ラングドン…

何故か天使と悪魔

ということで、映画は人が減るまでじっくり待つ(本読んじゃってるからネタバラシされても平気だし)として、その間に・・・Angels & Demons (Robert Langdon)作者: Dan Brown出版社/メーカー: Pocket Books発売日: 2006/03/28メディア: マスマーケット クリ…

いつ観にいこうかな

今日から公開ですね。「ダ・ヴィンチ・コード」 もちろん未だ観にいっていません。人が多い場所に出かけるのが嫌で嫌で。その前に子供の始末いや処理ちがう処遇でもなくて世話を考えなくてはなりませんし。 ちょっと大袈裟に扱われすぎなんじゃないかな。小…

麗しのイタリア(語)に涙

「しっかり身につくイタリア語」 時間のあるときにはCD聴きながら口を動かしてますが、なかなか身についてくれません(涙)。本が悪いわけじゃなくて錆びついた頭のせいです。 それにしても動詞の変化の大胆なこと!不規則変化の動詞なんて元の形がわからな…

Italiano

一応暦どおりの休みで土曜には仕事という、嬉しいんだか悲しいんだかわからない連休であります。もちろん、連休といっても存分に休めるというわけではなく、家族サービスの日々なのであります。いや、楽しいんですけどね、でも、まあ・・・ さて、積読だけで…

自分でもわけわからず

やけになってさらに一冊・・・Die 13 1/2 Leben Des Kapt'N Blaubar作者: Walter Moers出版社/メーカー: Goldmann Wilhelm Verlag Gmbh発売日: 2003/01/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る「ブラウベア船長の13と2分の1生」だそう…

イタリアへの憧れ

何とまあ、もう一つ買ってきたものが・・・しっかり身につくイタリア語会話〔CD2枚付き〕 (CD book―Basic language learning series)作者: 入江珠代出版社/メーカー: ベレ出版発売日: 2003/05/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブロ…

The Historian

他にも買ってきたものが・・・The Historian作者: Elizabeth Kostova出版社/メーカー: Sphere発売日: 2006/02/02メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見るElizabeth Kostova "The Historian"・・・ドラキュラ伝説に関する…

ダ・ヴィンチ

仕事ばかりしていたら脳みそが腐ってしまうっ! 危機感を抱いた私は何故か街の本屋さんに。 で、買ってきたのが・・・The Da Vinci Code CD (unabridged)作者: Dan Brown,Paul Michael出版社/メーカー: Random House Audio発売日: 2006/03/28メディア: CD ク…

ヴードゥーの悪魔

うっ・・・知らない内にこんなのが出てました。ヴードゥーの悪魔 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)作者: ジョン・ディクスンカー,John Dickson Carr,村上和久出版社/メーカー: 原書房発売日: 2006/02メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ …

藤堂高虎

出張のお供に新書を購入。 江戸時代の設計者 (講談社現代新書)作者: 藤田達生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/03/17メディア: 新書 クリック: 13回この商品を含むブログ (12件) を見る 著者は三重大学の先生だそうです。 本を買って損をしたと思うこと…

H・Mと不思議なパイプ

新しく本を読む気力は戻ってきていないので、カーター・ディクスンの「九人と死で十人だ」を再読。 以下、小説の筋とは全く関係のないパイプスモーキングなお話を。 読んでて気がついたのですが、この中に不思議なパイプが登場します。ヘンリー・メリヴェー…

パイド・パイパーその3

え〜、その2で書いた予想は全くの外れでございまして。 まず、ハワード氏とニコルが頼ろうとした漁師の妻のお父っつぁん、対独協力者なんて決め付けてスマンかった。イイ奴でした。作男として働いていたポーランド人の子供を匿っていて、その子も連れてって…

パイド・パイパーその2

ハワード氏はシャルトルにたどり着き、以前スキー場で知り合ったルージェロン大佐を頼ります。大佐はマジノ線に属する要塞の一つの司令官を勤めており戦乱に巻き込まれて行方不明。しかし大佐の妻子が宿を提供してくれたばかりか、大佐の知り合いでブレスト…

パイド・パイパー

さて、ブックオフでこんなのを買ってきて読んでます。 パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)作者: ネビル・シュート,池央耿出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2002/02/22メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 41回この商品を含むブログ (52件) を…

学寮祭の夜 その2

年末に読み始めたセイヤーズの「学寮祭の夜」です。今回は少しずつ読み進めて今日読み終えました。 中盤以降、犯人と動機を推測するのは難しくありません。さほど注意深く読まなくても可能でしょう。この小説の評価すべき点は、解説にもありますが、「誰が」…

学寮祭の夜 その1

ウィルキー・コリンズの「月長石」を一気に読みきった勢いで、積ん読状態だった一冊に手をつけました。 学寮祭の夜 (創元推理文庫)作者: ドロシー・L.セイヤーズ,Dorothy L. Sayers,浅羽莢子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2001/08メディア: 文庫購入: …

月長石 その2

ええと・・・29日の晩から今朝にかけて半徹夜して読んじゃいました。もう高校生じゃないんだから無理したら身体に来るのはわかっているんですけどね。 全体としてみても結構悲しい物語です。登場人物が4人死んでしまいますし(2人は自然死)。その内の2人は…